不正ソフト搭載車はEUで800万台、独VWが書簡で謝罪=国内紙

2015年10月6日(火)08時41分

[フランクフルト 5日 ロイター] - 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は、800万台にのぼるディーゼル車に欧州連合(EU)の排ガス試験の結果を不正に操作することができるソフトウエアが搭載されていたと認めた。独紙ハンデルスブラットが伝えた。

6日付同紙の早刷り紙面によると、VWは議員らに送付した2日付書簡の中で、1.2リッター、1.6リッター、2.0リッターのエンジンを搭載した車両に影響が及ぶことを明らかにした。書簡には元政府報道官で現在はVWのチーフロビイストを務めるトーマス・シュテーグ氏らの署名があり、「数人の個人による不正行為」を謝罪しているほか、問題の完全解明を約束しているという。

VWの広報担当者は、書簡のことは把握していないとして、コメントできないと話した。

VWはこれまでに、世界で最大1100万台のディーゼル車を修理する必要があることを明らかにしており、そのうちドイツ国内は280万台としている。

  • 1/1

今、あなたにオススメ

今、あなたにオススメ