世界の投資銀行収入、7─9月は3割減 過去4年間で最低

2015年10月3日(土)01時51分

[ロンドン 2日 ロイター] - M&A(合併・買収)アドバイザリーやキャピタルマーケッツの引き受けなど投資銀行業務に絡む手数料収入は、7─9月期に世界規模で総額174億ドルとなり、前四半期から3割落ち込むとともに、2011年10─12月期以降、過去4年間で最も低い水準となった。

国際金融市場の変動が主な理由とみられる。7─9月期は21の金融指標中わずか2指標しか上昇しておらず、2015年は金融危機に見舞われた2008年以降で最悪の成績となる可能性が高い。

7─9月期の株式資本市場収入は前四半期比55%急減。債券資本市場収入も3割近く落ち込んだ。

1─9月期の投資銀行収入は645億ドルと、前年同期比10%減少し、2013年以降で最低となった。

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