独7月の鉱工業受注は前月比1.4%減、外需低迷で予想超える減少

2015年9月5日(土)00時25分

[ベルリン 4日 ロイター] - ドイツ経済省が4日発表した7月の鉱工業受注は前月比1.4%減で、ロイターがまとめた市場予想の0.6%減を超える下落率となった。海外需要が減少し、ユーロ安やユーロ圏経済の回復による増加分を相殺した。

内訳は外需が5.2%減、内需が4.1%増だった。内需のうち機械需要が21%増と東西ドイツ統合以来最大の伸びを示すなど、ドイツ国内景気は堅調だが外需が軟調となっていることがあらためて示された。

HSBCのシュテファン・シルベ氏は「世界的な貿易の状況が問題となっている」としている。

一方、ウニクレディトのエコノミスト、アンドレアス・リース氏は、今回の統計を深読みするべきではないと指摘。外需の減退は中国による影響ではなく、急増した6月の反動との見方を示した。

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