米・メキシコ間に新たな鉄道が開業、通商拡大に対応

2015年8月26日(水)11時10分

[オースティン(米テキサス州) 25日 ロイター] - 米国とメキシコを結ぶ新たな鉄道が25日、開業した。プリツカー米商務長官はロイターの電話取材に対し「両国の前にある経済的機会に見合うインフラが必要」と述べた。

また、両国政府は、通商の一段の促進に向け、さらに別のプロジェクトも立ち上げた、としている。

両国間の通商が年間6000億ドルに迫るなか、インフラ整備が急務となっていた。両国間の都市を結ぶ新たな鉄道が開通するのは、1世紀以上ぶりとなる。

米商務省の発表によると、鉄道は米テキサス州ブラウンズビルと、メキシコのマタモロスを国境を越えて結んでおり、主に貨物用という。

北米自由貿易協定が20年前に発効して以来、米国のメキシコとの通商は6倍に拡大。メキシコは米国にとって最大の貿易相手国の1つとなった。一方、インフラ整備が追い付いていないとの声も上がっている。

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