アジア株式市場サマリー(21日)

2015年8月21日(金)21時13分

[21日 ロイター] - <中国・香港市場> 中国株式市場は4%超の大幅続落で取引を終えた。上海総合とCSI300両指数の週間下落率は、1カ月超ぶりの大きさとなった。

上海総合指数は週間で11.5%安と、7月3日に終わる週以来の大幅下落。

上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数は週間で11.9%安。

香港株式市場も6営業日続落。中国経済への懸念をめぐる海外市場の混乱を受け、ハンセンとH株両指数の終値は過去14カ月間での最低水準をつけた。

ハンセン指数の週間下落率は6.6%安と2011年以来約4年ぶりの大きさとなった。

ほぼ全面安となるなか、中国電信(チャイナ・テレコム) 、中国連合網絡通信(チャイナ・ユニコム)、中国移動(チャイナ・モバイル)が再編期待から買われ、通信株指数の上昇をけん引した。

<東南アジア市場>軒並み下落した。アジア市場全般が軟調な中、ジャカルタ市場は1年半超ぶりの安値を記録。ホーチミン市場は、ベトナム中央銀行が通貨ドンを切り下げたことを受けて3日続落した。

<インド市場> 続落。中国を中心とした世界的な景気減速懸念や朝鮮半島情勢を受けて2カ月ぶりの安値で終了した。

<ソウル市場> 5日続落。世界経済や北朝鮮との緊張への懸念が高まった。韓国の5年物クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)は10ベーシスポイント(bp)上昇し、約2年ぶりの高水準となる75.5bpとなった。

*内容を追加して再送します。

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