日経平均は3日続伸、ドル強含みや上海株高が支援

2015年8月7日(金)15時23分

[東京 7日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3日続伸。前場は米国株安などを嫌気した売りに押され、日経平均は一時100円近い下げとなったが、強含みで推移したドル/円や上海株の上昇などが支援材料となり、後場にはプラス圏に浮上した。今晩に米雇用統計の発表を控え、上値を買い進む動きは限られたが、高値圏を維持した。

指数は上昇したが、中小型株への売りが目立ち、東証1部の騰落数では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回った。「強い地合いが続いているが、相場上昇の核となる銘柄が見当たらず、指数絡みの買いという印象が強い」(東海東京調査センター・チーフストラテジストの隅谷俊夫氏)との声があった。

日銀は7日の金融政策決定会合で、年間約80兆円のペースで資金供給量を増加させる大規模な量的・質的金融緩和(QQE)の継続を賛成多数で決めた。予想通りとの見方から材料視する向きは限られた。

個別銘柄では、ソフトバンクGが3日続伸。堅調な4─6月期決算や上限2000万株の自社株買いが材料視された。2016年3月期業績予想を上方修正した島津製作所やニコンなども買われた。

半面、コニカミノルタが反落。6日発表した2015年4―6月期の連結営業利益(国際会計基準)が、前年比30.3%減の100億円となり、嫌気された。

東証1部騰落数は、値上がり838銘柄に対し、値下がりが936銘柄、変わらずが115銘柄だった。

日経平均

終値      20724.56 +60.12

寄り付き    20601.57

安値/高値   20567.51─20754

TOPIX

終値       1679.19 +5.61

寄り付き     1670.21

安値/高値    1664.21─1680.4

東証出来高(万株) 231336

東証売買代金(億円) 28199.51

(杉山容俊)

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