前場の日経平均は3日ぶり反発、先物買いで2週間ぶり高値

2015年8月5日(水)11時47分

[東京 5日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比162円30銭高の2万0682円66銭と3日ぶりに反発した。米利上げ警戒感から続落した米国株を受けて序盤は売りが先行したが、為替のドル高/円安基調を背景に下値は限定的。

先物市場に大口買いが入ると日経平均は上値を切り上げ、7月23日以来、約2週間ぶりの高値を付けた。

ドル/円が「黒田ライン」とされる124円台半ばに接近したことで、同水準を上抜けば「円安進行が加速するとの見方から先物買いが強まった」(外資系証券トレーダー)との見方が出ていた。もっとも「米雇用統計前までは地合いが強く、その後は不安定になりがち」(ちばぎんアセットマネジメント調査部長の奥村義弘氏)といい、積極的に上値を買う投資家は乏しいとみられている。

東証1部の騰落数は、値上がり1175銘柄に対し、値下がりが580銘柄、変わらずが132銘柄だった。

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