ギリシャ首相、内部対立解消急ぐ 8月2日に党内投票実施も 

2015年7月31日(金)00時15分

[アテネ 30日 ロイター] - ギリシャのチプラス首相は30日、緊縮策受け入れをめぐる与党・急進左派連合(SYRIZA)内の対立解消を目指し、中長期的な党の戦略について話し合うため、9月に緊急の党大会を開催するよう党中央委員会に提案した。

同時に、問題の早急解決を求める声が党内で挙がっていることを踏まえ、代替案として今週末の8月2日に党内投票を実施することも提案した。

首相は「政府の分析を受け入れず(ギリシャ政府が金融支援策を受け入れた)7月13日に別の選択肢があったという見方がある。こうした見方も尊重される」とし、「その場合は、この重要な問題について党内で投票を実施することを提案する」と述べた。

これを踏まえ、党中央委員会は、定例か緊急の党大会の開催もしくは党内投票の実施の判断を迫られることになる。

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