英ディアジオ、15年度は売上高横ばい 16年度以降に回復へ

2015年7月30日(木)18時46分

[ロンドン 30日 ロイター] - 世界最大の蒸留酒メーカー、英ディアジオが発表した2015年度通期決算(6月30日まで)は売上高が横ばいとなった。同社がまとめた市場予想のコンセンサスは0.2%増だった。

1株利益(一時項目を除く)は88.8ペンス。前年度は95.5ペンスだった。アナリスト予想は90.3ペンス。為替変動が響いたという。

中国政府の倹約令や新興国の景気減速のほか、米国でウオツカを積極的に値引きしたことが業績の重しとなっている。同社は「ジョニー・ウォーカー」「スミノフ」「ギネス」などを販売している。

売上高は2年度連続で横ばいとなったが、16年度は卸売業者への販売動向ではなく小売業者への販売動向を重視することで、売上高が増加する見通し。17年度以降の3年間は1桁半ばの増収が見込めるとしている。

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