米メルク、第2四半期利益予想上回る 通年予想引き上げ

2015年7月29日(水)09時09分

[28日 ロイター] - 米製薬大手メルクが発表した第2・四半期決算は、利益が市場予想を上回った。糖尿病やがんの治療薬需要が伸び、通年の利益見通しも引き上げた。

純利益は約66%減の6億8700万ドル(1株当たり0.24ドル)。前年同期は20億ドル(同0.68ドル)だった。

決算では、米バイオ医薬品会社、キュービスト・ファーマシューティカルズの買収関連費用、14億5000万ドルを計上した。

諸項目を除く1株利益が0.86ドル、売上高は10.5%減の97億9000万ドルだった。

トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめたアナリスト予想平均は、1株利益が0.81ドル、売上高は98億ドルを見込んでいた。

糖尿病治療薬「ジャヌビア」の売上高が1.3%増の16億ドル、がん治療薬「キートルーダ」関連の売上高は1億1000万ドルだった。

通年の1株利益見通しはこれまでの3.35━3.48ドルから3.45━3.55ドルに引き上げた。アナリスト予想平均は3.45ドルだった。

*別会社のロゴ写真を削除して再送します。

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