バフェット氏、ビル・ゲイツ財団などに約3500億円を寄付

2015年7月7日(火)16時41分

[6日 ロイター] - 米投資会社バークシャー・ハサウェイを率いる著名投資家ウォーレン・バフェット氏(84)は6日、約28億4000万ドル(約3480億円)相当の自社株を、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団と、家族が運営する4つの慈善団体に寄付した。資産の大半を譲るという同氏の計画の一環。

10回目となる今回の寄付は最高額となる。これまでの総額は215億ドルを超えている。

今回寄付したバークシャーB株2064万株のうち、ゲイツ財団は76%にあたる約1576万株を受け取る。バフェット氏の亡くなった最初の妻の名を冠したスーザン・トンプソン・バフェット財団や、自身の3人の子供がそれぞれ運営するハワード・G・バフェット財団、シャーウッド財団、ノボ財団にも寄付する。

バフェット氏は今もバークシャー株の18.8%を保有する(議決権ベースでは32.9%)。同氏の寄付は毎年7月に行うのが恒例で、前年比5%ずつ持ち分を減らしている。バークシャーの株価上昇により、ドル建て金額はたいてい増加する。

6日のフォーブズ誌の試算によると、バフェット氏の純資産は640億ドルを超え、世界4位。米マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏の資産は787億ドルで世界首位。

*円価を加えました。

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