EUとギリシャの協議見守る、G7と連携し対応=安倍首相

2015年7月6日(月)13時18分

[東京 6日 ロイター] - 安倍晋三首相は6日開かれた政府与党連絡会議で、ギリシャの国民投票の結果について触れ、「欧州連合(EU)とギリシャの協議を見守りたい。引き続き主要7カ国(G7)とも緊密に連携し、対応に遺漏なきよう取り組んでいく」と述べた。

日経平均株価は同日の取引で大幅安となっているが、「日本経済のファンダメンタルズはしっかりしている」と強調。市場の動向を注視する考えを示した。

また、6月30日に閣議決定した経済財政運営の基本指針「骨太の方針」と成長戦略では、「2020年度の財政健全化目標の達成や生産性革命の実現に向けた、具体的な処方箋を示すことができた」と語った。

環太平洋連携協定(TPP)の妥結に不可欠とされる、米大統領の貿易促進権限(TPA)法案が成立したことを受け、「国益にかなう最善の道を追求して、最後の詰めに全力を挙げる。(TPPの)早期の妥結を目指す」と意欲を示した。

(梅川崇 編集:吉瀬邦彦)

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