米SF連銀総裁が年内に2回の利上げを予想、経済指標次第で

2015年6月20日(土)04時29分

[サンフランシスコ 19日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁は19日、インフレ率が目標の2%に向かって上昇する兆候を示し、失業率が下がり続ける限り、連邦準備理事会(FRB)が年内に2回利上げを実施するとの見通しを示した。

ウィリアムズ総裁は記者団に対し、「今年2回の利上げを実施するというのが私自身の見通しだが、経済指標次第だ」と語った。

利上げペースについては、毎回0.25%ポイントの引き上げが妥当とし、それよりも小幅な利上げは意味をなさないとの見解を示した。

利上げ開始の時期に一段と近付いてきているとしつつも、インフレ率が目標の2%に向けて上昇することに確信が持てるまでもうしばらく待っても問題はないとの考えも示した。

また、この日の講演では「今年が利上げ開始の年になると引き続き確信している」と言明。利上げ実施を待ち過ぎることはリスクを伴うとしたうえで、 「早めに開始し、一段と緩やかなペースで進めていくことがより安全な道のり」と語った。

ウィリアムズ総裁は、今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つ。

※英文参照番号[nL1N0Z51H5](契約の内容によっては、英文がご覧いただけない場合もあります)

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