口永良部島の噴火、迅速に避難できたのは画期的=菅官房長官

2015年5月29日(金)17時34分

[東京 29日 ロイター] - 菅義偉官房長官は29日午後の記者会見で、鹿児島県屋久島町の口永良部島での噴火について、「午前9時59分に(噴火が)発生して、午後3時くらいには全住民が島から避難できたというのは、ある意味で画期的だった」と述べ、迅速に対応できたとの見方を示した。

今回の噴火では、やけどを負うなどしたけが人が2人出たが、いずれも屋久島の医療機関に搬送された。菅長官は、噴火警戒レベルが低い段階から、こうした事態に備え、地元で懸命に連携しながら努力してきたと述べ、けが人が最小限の中で避難できたと強調した。

一方、九州電力川内原発の再稼働判断については、「原子力規制委員会の世界一厳しい水準の中で、安全最優先で行われている」とし、噴火による影響はないとの見方を示した。

(梅川崇)

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