米上院でTPA法案可決、甘利TPP相「大事な工程の半分進んだ」

2015年5月26日(火)09時45分

[東京 26日 ロイター] - 甘利明環太平洋連携協定(TPP)担当相は26日の閣議後会見で、TPP妥結に不可欠とされる米国の大統領貿易促進権限(TPA)法案が上院で可決されたことを受け、「極めて大事な工程の半分が進んだ」と述べた。

米TPA法案は22日の米議会上院で可決された。今後は下院で審議が行われるが、上院よりも難航するとの見方も出ている。甘利担当相は、下院もTPPの重要性を認識して速やかに可決してくれることを願っていると述べ、早期成立を期待した。

一方、株価水準については、バブル期と比較して株価収益率(PER)が数分の一にとどまっていると指摘。「健全な評価であるという認識の方が正しい」とし、株価バブルではないとの見方を示した。

(梅川崇)

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