英中銀、英国のEU離脱に備えリスク調査に着手

2015年5月25日(月)10時34分

[ロンドン 23日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)は、英国が欧州連合(EU)から離脱した場合に備え、経済に及ぼすリスクの調査を実施することを認めた。

英中銀は当初、調査を秘密裏に進める計画だったようだが、調査に関する電子メールを英紙ガーディアンに誤送信、表沙汰になっていた。

キャメロン首相はEUとの関係を見直すと約束しており、2017年末までに、EU残留か離脱かの是非を問う国民投票を実施する方針。

英中銀は22日夜にウェブサイトに声明を掲載し、調査を行う方針を確認した。中銀は「政府の政策に関する調査を実施することを意外に思うべきではない」と強調。「(EUとの関係についての)再交渉や国民投票においては、さまざまな経済、金融上の問題が発生する。その責務に関連した問題を精査することは中銀の責任の1つだ」と説明した。

調査の詳細については、「適切な時期」に公表するとしている。

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