中国サービスPMI、4月は年初来高水準 株価上昇が寄与

2015年5月6日(水)12時43分

[北京 6日 ロイター] - HSBC/マークイットが発表した4月の中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)は52.9と3月の52.3から上昇し、4カ月ぶりの高水準となった。株式市場の上昇が消費者信頼感の高まりや消費支出の拡大につながった。

PMIは50を上回ると景況の改善、下回ると景況の悪化を示す。

ただ、一部の企業が販売を押し上げるために値下げを余儀なくされたことから、最終価格指数は49.2と昨年1月以来15カ月ぶりの低水準を記録。利益率が圧迫されていることが示された。

企業の期待指数も低下したが、50は上回った。

一方、雇用指数は小幅に上昇したものの、HSBCのエコノミスト、屈宏斌氏は工場でのレイオフを背景に中国の雇用市場は4月に縮小した可能性があるとして過度に楽観しないよう警鐘を鳴らしている。

同氏は「経済成長率が第1・四半期の7%からさらに減速しないようにするためには追加(政策)措置が必要になるかもしれない」と指摘した。

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