4月米自動車販売4.6％増、日韓勢さえず予想割れ・ＳＵＶなどは好調

［デトロイト　１日　ロイター］ - 調査会社オートデータがまとめた４月の米自動車販売は前年同月比４．６％増の１４５万４９５１台となった。ただ、伸び率は市場予想の６％増には届かなかった。

米ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）やフォード・モーターのトラックやスポーツ多目的車（ＳＵＶ）に強い引き合いがみられたものの、日本を含むアジア勢の販売台数が軒並み市場予想を下回った。

年率換算では１６５０万台。市場予想の１６７０万─１６８０万台を下回った。

ＧＭの４月販売台数は６％増の２６万９０５６台。トラックの販売が１３％、クロスオーバー車が２５％それぞれ増加した。

フォードは５．４％増の２２万２４９８台。フォードブランドのＳＵＶの販売が１２％増、「Ｆシリーズ」トラックの販売は８％増となった。一方、乗用車「フォーカス」の販売は５％減となった。

フィアット・クライスラー・オートモービルズ（ＦＣＡ）の販売は５．８％増の１８万９０２７台。「ジープ」ブランドの販売が２０％増加した。

日産自動車は５．７％増の１０万９８４８台。クロスオーバー車、トラック、ＳＵＶの販売は２３．７％急増した。

トヨタ自動車は１．８％増、ホンダは１．８％減だった。

現代自動車は２．９％増、起亜自動車は約１％減。

４月の米自動車販売台数は予想を下回る伸びにとどまったものの、ＧＭの米販売バイスプレジデント、カート・マクニール氏は、ピックアップトラックやＳＵＶなどの需要が昨秋から高まっていることを指摘し、「（今年の）米自動車販売台数は引き続き、２００６年以来の好成績を達成する見通し」と語った。