米AIGの第1四半期は前年比3%の営業減益、投資収益減が圧迫

2015年5月1日(金)07時23分

[ニューヨーク 30日 ロイター] - 米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が30日発表した第1・四半期決算は、営業利益が前年同期比約3%減少した。法人向け保険事業は改善したものの、低金利で投資収益が減少し業績を圧迫した。

営業利益は16億9000万ドル(1株当たり1.22ドル)。前年同期は17億4000万ドル(同1.18ドル)だった。

トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめたアナリストの予想平均は1株当たり1.19ドル。ただ、営業利益の予想かどうかは明らかでない。

純利益は特別利益に押し上げられ、24億7000万ドルと前年同期比50%以上増加した。

投資収益は低金利を背景に、すべての事業部門で減少した。

法人向け保険部門の営業利益は14億6000万ドルと前年同期の14億2000万ドルから増加。一方、個人向け保険部門の営業利益は約19%減の9億4500万ドルとなった。

同社は、最大35億ドルの自社株買いを承認したことを明らかにした。

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