ロンドン株反落、軟調な決算と米指標を嫌気
2015年4月29日(水)03時18分
[ロンドン 28日 ロイター] - 28日のロンドン株式市場は、FT100種総合株価指数が反落し、73.45ポイント(1.03%)安の7030.53で取引を終えた。1日の下落幅として約1カ月ぶりの大きさとなった。
軟調な企業決算が嫌気された。朝方発表の米消費者信頼感指数が市場予想に反して低下したことも投資家心理を悪化させた。
金融大手スタンダード・チャータード(スタンチャート)は第1・四半期の利益が前年同期比で22%減少したことが嫌気され、株価が3.2%下落した。
資産運用のセント・ジェームズ・プレイスは資金受け入れ額が市場予想を下回り、株価が3.4%下落した。
ホテルやコーヒー店で国内最大手のウィットブレッドは2.6%安。最高経営責任者(CEO)が来年2月までに退任するとの発表が嫌気された。
製薬大手アストラゼネカは、米国のライバルであるメルクの2型糖尿病治療薬が心臓への安全性証明テストをクリアし、競争で劣勢になるとの懸念からから売りが集中した。
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