ギリシャ逃避資金、申告すれば罰則免除・減税

2015年4月29日(水)00時07分

[アテネ 28日 ロイター] - 資金枯渇の恐れがささやかれるギリシャは、国民が海外に持ち出した資金について申告すれば、罰則を免除し適用税率を割り引く方針だ。

バルファキス財務相がスイス当局者と会談後、記者団に語った。政府が法案提出を予定している。

財務省高官は税率について、15━20%となる可能性を指摘。海外に資金を移したものの、ギリシャ租税当局に所得として申告しなかった人に納税を促す。

申告しなかった者には46%の税率と、摘発されれば46%のペナルティーを課す。

バルファキス氏によると、法案の議会通過後、スイス当局と政治的な合意文書に調印、同国内の銀行にギリシャ国民が保有する預金について情報を交換する。

スイス政府は、ギリシャの取り組みを支援する意向だ。

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