2月米住宅価格指数の伸び加速、前年比5.0%

2015年4月29日(水)00時20分

[ニューヨーク 28日 ロイター] - スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が28日発表した全米20都市圏の2月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数は前年同月比5.0%上昇だった。1月の4.5%上昇(改定値)と比べて伸びが加速した。市場予想の4.7%上昇も上回った。

2月の数字は、デンバーとサンフランシスコが10.0%と9.8%の上昇となり、前年比ベースで最も大きな伸びを記録した。

季節調整済みの前月比は0.9%上昇。市場予想の0.8%を上回った。季節調整前の前月比は0.5%上昇で、こちらも市場予想の0.2%上昇を上回った。

S&Pダウジョーンズ・インディシーズのデービッド・ブリッツァー氏は「住宅価格は引き続き伸びており、物価や賃金の上昇ペースを上回っている。全国的に住宅価格が持ち直す中、賃貸と持ち家の双方で空きが少ないにもかかわらず、1戸建て住宅の建設着工件数は弱含んでいる」と指摘した。

*写真とカテゴリーを追加して再送します。

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