英政府、石油大手ＢＰに対する買収案は全て反対＝報道

［２６日　ロイター］ - 英フィナンシャル・タイムズ（ＦＴ）紙によると、英政府は同国の石油大手ＢＰに対して、国内業界大手にとどまるべきだとし、いかなる買収案にも反対する方針を伝えている。

１９９０年代末に原油価格が低迷した局面では、石油業界では大規模な再編が起きた。英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルが今月初め、同業の英ＢＧグループ買収で合意したことを受け、業界が再び世界的な再編の時代に突入するとの観測が高まっている。

一方、英政府は、英石油大手２社ＢＧグループとＢＰが国内にとどまることを望んでいるという。

シェルによるＢＧ買収を阻止する手段はないものの、買収に反対する姿勢を明確にすることで、外国企業による買収をけん制する効果があると政府は考えていると同紙は伝えている。

ＢＰはこの報道にコメントはないとしている。英政府からのコメントは得られていない。