ギリシャのデフォルト、IMFは管理可能との見方=UBS会長

2015年4月27日(月)11時02分

[チューリヒ 25日 ロイター] - スイスの金融大手UBSのウェーバー会長は、ギリシャがデフォルト(債務不履行)に陥った場合について、国際通貨基金(IMF)が「システム上管理可能」との見方を強めていることを明らかにした。また、UBSへの影響は非常に小さいとの見解を示した。

25日付のスイス紙ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥングに掲載されたインタビュー記事で述べた。

同会長は、ユーロ圏とギリシャが合意できなかった場合の選択肢について語り、「IMFの会合に参加してきたところだ。そこでは、ギリシャのデフォルトはシステム上管理可能というコンセンサスが強まっている」と明かした。ただ詳細には言及しなかった。

会長はまた、UBSはギリシャ債務へのエクスポージャーをかなり前に縮小しており、同国のデフォルトによる影響はごく小さいとの見解を示した。

破綻の危機が迫るギリシャにとって、IMFへの7億5000万ユーロの返済期限を迎える5月12日が次の大きな試練となる。

ギリシャ支援をめぐり、24日行われたユーロ圏財務相会合は同国に対し、追加支援の条件として包括的な経済改革案での合意を求めた。

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