欧州市場サマリー(24日)

2015年4月25日(土)06時33分

[24日 ロイター] - <為替> ドルが下落。朝方発表された3月の耐久財新規受注統計で、民間設備投資の先行指標となる非国防資本財から航空機を除いたコア受注が7カ月連続でのマイナスとなり、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測が後退した。

<ロンドン株式市場> 続伸。産業用金属が大きく値上がりしたことで鉱業株が上昇したほか、英国からの本社移設を検討するとした英金融大手HSBCホールディングスが買われ銀行株も値を上げた。

HSBCは2.9%値上がりした。英国での規制強化などを理由に取締役会が経営陣に対して最適な本拠地の検討を要請したことが好感された。

<欧州株式市場> 反発して取引を終えた。好調な経済指標や企業決算を受け市場心理が好転したほか、ギリシャ債務問題をめぐる交渉での合意期待がギリシャの株式相場を押し上げた。

ドイツのIFO経済研究所が発表した4月の独業況指数は2014年6月以来の高水準となった。これを買い材料に、ドイツのクセトラDAX指数は0.74%上昇し、最近つけた過去最高値に近づいた。

<ユーロ圏債券> ドイツ連邦債の利回りが小動き。ただ週間では上昇幅が今年最大となる見通しだ。ギリシャの債務不履行(デフォルト)が間近との懸念が和らいだ。

ただ、欧州中央銀行(ECB)の債券買い入れに伴い、ドイツ連邦債利回りが低下すると見通す向きもいる。

  • 1/1

今、あなたにオススメ

今、あなたにオススメ