ホンダ、新型ステップワゴンにターボエンジン 後部扉は横開き

2015年4月23日(木)13時50分

[東京 23日 ロイター] - ホンダは23日、約6年ぶりに全面改良したミニバン「ステップワゴン」を24日に発売すると発表した。新開発のターボエンジンを搭載したほか、荷室の後部扉をミニバンで世界初となる横開きができるようにしたのが特徴。

ファミリー層などへの販売拡大を狙う。

ステップワゴン初代は1996年に投入し、今回の新型車は2009年以来となる5代目。価格は228万8000円から。国内販売計画は月5000台。

エンジンは先代の排気量2000ccの自然吸気から1500ccのターボにサイズを落としながらも、2400cc並みの加速性能を実現。荷室の後部扉は従来の縦開きだけでなく、半分だけ横開きもできるようにし、荷物を取り出しやすくした。後方からの乗り降りもできる。

自動ブレーキなどの安全運転支援システム「ホンダセンシング」もオプション10万円で付けることができる。峯川尚専務執行役員は同日の発表会で、事前受注が5000台を超えていることを明らかにし、「事前受注の半数くらいが、ホンダセンシングを選んでいる」と述べた。

開発責任者の袴田仁氏は「最近の家族は3世代での行動が多く、昔より祖父母との行動が増えている。車離れが顕著な若者でもサーフィンなどに出かけたり、シニア世代も大勢で遊びにいく」と述べ、ミニバンのニーズは強いとの見方を示した。

(白木真紀)

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