ロンドン株反落、第1四半期は3.2%の伸び
2015年4月1日(水)03時17分
[ロンドン 31日 ロイター] - 31日のロンドン株式市場は、FT100種総合株価指数が反落し、118.39ポイント(1.72%)安の6773.04で取引を終えた。たばこ会社やコモディティ関連の株が売られ、全体水準を押し下げた。
ただ、1─3月期では約3.2%上昇し、2013年以来の大きな伸びとなった。
世界第4位のたばこメーカー、インペリアル・タバコ・グループは3.4%、世界第2位のブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)は2.9%下落した。米同業のレイノルズ・アメリカンとロリラードの合併計画が、規制上の問題から頓挫するとの懸念が広がった。レイノルズはロリラード買収に際して、一部資産をインペリアルへ売却することになっている。BATはレイノルズに出資している。
米国が利上げを控えていることから、比較的配当利回りが高いとされる生活必需品関連にとっては重しとなっていると投資家はみる。
利上げ観測を背景にドル高が進み、鉱業や石油など、コモディティのドル建て商品に割高感が出ていることも関連相場を押し下げた。
一方、再編計画が好感された欧州のホームセンター最大手キングフィッシャーは4.3%上昇とFT100種の中で最も大きく値上がりした。
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