日生、劣後債発行で500億円調達を計画
2015年3月31日(火)16時59分
[東京 31日 ロイター] - 日本生命保険[NPNLI.UL]が4月に劣後債を発行し500億円を調達する準備を進めている。複数の関係者がロイターに明らかにした。
同社は前週発表した3カ年経営計画で、自己資本を2017年度に2014年度末に比べ1兆円増加させることを盛り込んでいる。低金利下で有利な調達環境を利用し、財務体質の強化を図る。
日本生命広報部は「常にあらゆることを検討はしているが、現時点で話すべきことはない」としている。
日銀の大規模緩和を受けた長期金利の低下は、生命保険会社の運用にとって逆風だが、資金調達の面では低コストで資金を調達できるメリットがあり、今回の劣後債発行はその典型的なケースと言える。
(浦中 大我)
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