中国主導のインフラ銀、ロシア・オーストラリアなどが参加表明

2015年3月30日(月)07時58分

[上海/リオデジャネイロ 28日 ロイター] - 中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)に、ロシア、オーストラリア、オランダなどが相次いで参加の方針を表明した。新華社によると、ロシアのシュワロフ第1副首相は中国海南島で開かれた「ボアオ・アジアフォーラム」で、AIIBに参加する計画を明らかにした。

会合ではオーストラリアのコールマン金融相も、創設メンバーとして参加するための申請を行う方針を示した。

新華社によると、グルジアも参加を申請。オランダのルッテ首相はフェイスブックで参加の方針を示した。

中国の財政省は28日、AIIBの創設メンバーとして英国とスイスが正式承認されたことを明らかにした。また、オーストリアは参加申請のため関連書類を提出。29日には、デンマークの参加申請も明らかになった。

中国の習近平国家主席は「金融協力の域内ハブ創設を推進すべき」と表明。「金融の安定化、投資、ファイナンス、信用格付けなどで実質的な協力を強化すべき」とした。

トルコと韓国も既に参加の意向を表明しており、ブラジルは27日に参加申請を行う方針を示していた。

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