中国本土の投資信託に香港株投資許可、相互取引制度で

2015年3月28日(土)00時33分

[北京 27日 ロイター] - 中国証券監督管理委員会(証監会、CSRC)は27日、本土の投資信託会社に対して、上海・香港市場の株式相互取引を通じた香港株への投資を認めると表明した。

上海・香港市場の株式相互取引は昨年始まったが、投資需要が減退しており、今回の措置は一定程度、制度を下支えする可能性がある。

証監会のデン舸報道官は会見で、商品や業務の革新を促す狙いがあると述べた。

27日時点で、本土からの香港株投資は上限の5%、香港側の本土株投資も上限の2%にとどまっている。

為替変動リスクや、好調な本土株式市場に比べ見劣りするといった事情を背景に、制度を利用した香港株投資への関心が薄れているとの指摘も聞かれる。

本土上場企業の株価は、香港上場企業株を平均で35%上回り、格差は3年半ぶりの大きさとなっている。

*内容を追加して再送します。

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