アジア株式市場サマリー(20日)

2015年3月20日(金)22時58分

[20日 ロイター] - <中国・香港市場> 中国株式市場は続伸。前場ではさえない動きだったが、午後になって金融株が上昇を主導。中国政府が近いうちに新たな景気刺激策を打ち出すとの見方が支えとなり、主要指数は7年ぶりの高値を更新した。

週間ベースでは、上海総合指数は7.25%、滬深300指数は7.6%それぞれ上 昇し、週間の上昇幅としては3カ月ぶりの大きさとなった。

金融株指数は3%近く上昇。中信証券(CITICS)、中国招商証券 、西部証券はいずれも8%以上値を上げた。

香港株式市場はまちまち。

週間ベースでは、ハンセン指数が2.3%上昇した。

アナリストは本土市場に比べて週間ベースの上げ幅がさえないことについて、米国で見込まれる利上げの影響を受けやすい香港市場は、資本規制のある本土市場に比べて魅力が薄れていると指摘した。

メーンボードで活発に取引された銘柄は、中国鉱業資源集団、アリババ・ピクチャーズ・グループ、中国国家文化産業集団などで、それぞれ59.2%高、0.4%高、6.0%安となった。

<東南アジア市場> バンコクやクアラルンプールなどの株価が下落した。米国の早期利上げ観測の後退を背景に前日は上昇したが、この日は利益確定売りに押された。ただ、付加価値税の現行税率の延長計画を受けて、バンコクでは小売り関連株が買われ、下げ幅が抑制された。

バンコク市場のSET指数は0.14%安の1529.96で終了した。取引終盤にはホーム・プロダクトやビッグCスーパーセンターなどに買いが入った。週間では0.75%安となり、5週連続のマイナス。

<ソウル市場> 小幅安で引けた。週間では10カ月ぶりの大幅な上昇となった。

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