ドル上昇、ECBの量的緩和を意識=NY市場

2015年3月3日(火)03時57分

[ニューヨーク 2日 ロイター] - 週明け2日中盤のニューヨーク外為市場は、ドルが主要通貨に対して上昇した。ユーロは欧州の好調な指標を背景に上昇する局面があったが、欧州中央銀行(ECB)による量的金融緩和の開始を今月に控え、上値は重かった。

主要6通貨に対するドル指数は一時、2003年9月以来の高水準となる95.505をつけた後、0.14%上昇の95.427となった。

ドル/円は0.45%高の120.07円でと、約3週間ぶりの高値だった。

ユーロ/ドルは、ほぼ横ばいの1.12ドル近辺で取引された。

朝方発表されたドイツとイタリアの2月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が好調だったほか、2月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)速報値も、低下率が予想よりも小幅だった。こうした中、ECBは5日に理事会を開き、ドラギECB総裁が終了後の記者会見で国債購入プログラムの詳細を明らかにするとみられる。

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