NY市場サマリー(27日)

2015年2月28日(土)08時25分

[27日 ロイター] - <為替> ドル指数がほぼ変わらず。月間では8カ月連続で上昇し、上げの期間は過去最長を記録する見込み。経済指標の改善や米連邦準備理事会(FRB)当局者発言が材料となった。

<債券> 国債価格が小幅上昇。月末を控えたポジション調整が入った。

ただ、経済指標が改善し、米連邦準備理事会(FRB)のハト派色が薄まるとの観測が強まる中、バークレイズのデータによると、2月としては1.6%下落し、2013年5月以来の大幅な下げとなる見通し。

<株式> 下落して取引を終えた。朝方発表された昨年第4・四半期の米実質国内総生産(GDP)が下方修正されたことで市場心理が悪化した。

S&P総合500種は3日続落。ただ、月間ベースでは約5.5%高と、2011年10月以来の上昇率となった。ダウ工業株30種も続落した。

ナスダック総合指数は、月間では約7.1%高と2012年1月以来の上昇幅で、5000ポイントの大台に迫っている。

<金先物> 強弱まちまちの米経済指標や中国勢の力強い需要などを背景に買いが優勢となり、3日続伸した。中心限月4月物は前日終値比3.00ドル(0.25%)高の1オンス=1213.10ドルと、中心限月の終値ベースで2月13日(1227.00ドル)以来2週間ぶりの高値で取引を終了した。ただ、2月の月間下落率は5.17%と、2014年9月(5.89%下落)以来5カ月ぶりの大きさとなった。1月は世界的な株安や景気先行き不安からリスク回避の金塊買いが活発化し、8%上昇していた。

<米原油先物> 安値拾いの買いや需給緩和懸念の後退を背景に反発した。米国産標準油種WTIの中心限月4月物は前日終値比1.59ドル(3.3%)高の1バレル=49.76ドル で終了。5月物は1.75ドル高の52.14ドルで取引を終えた。

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