「ホンダジェット」4月下旬に国内初飛行、将来の販売期待

2015年2月14日(土)01時43分

[旭川市 13日 ロイター] - ホンダは13日、米国で自社製造する小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」を、今年4月下旬に日本国内で初飛行する計画を明らかにした。

国内での販売はまだ予定がなく今後、事業化を検討するが、米国では今年前半の納機を予定しており、実機を国内でもお披露目する。

米国ではすでに富裕層や企業オーナーなどを中心に100機以上の受注が入っている。3月末までに当局による型式認定を受け、4月以降に順次、納機を開始する予定。ホンダジェットは最大7人乗りで、1機当たりの価格は450万ドル(約4億―5億円)。

航空事業子会社、ホンダ・エアクラフト・カンパニーの藤野道格社長は、納機に向けて「現在12機のビジネスジェット機が生産ラインを流れている」と述べた。また、北米では「試乗してすぐ購入を決める方もいて、評価され始めている」と説明し、「日本でも注目してくれていて(顧客から)手紙をいただくこともある」と語り、将来の国内販売にも期待を寄せている。

(白木真紀)

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