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韓国大統領選の新たな変数「ユン・アゲイン新党」とは 保守分裂の懸念と野党・圧勝の予兆

2025年4月21日(月)22時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
プラカードをもつユン前大統領の支持者たち

官邸を去るユン前大統領へ「ユン・アゲイン!」と書いたプラカードを掲げる保守系の市民たち Matrix Images/Paul. J via Reuters Connect

<検察の次は弁護士が政治を牛耳る? ユン前大統領の弁護団による不穏な行動が政界を揺るがす>

韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領の弁護団が「ユン・アゲイン(Yoon Again)新党」の結成を打ち出したものの保留する騒動が起きており、来る大統領選挙への影響が注目されている。MBN、毎日経済、イーデイリーなど韓国メディアが報じた。

4月17日、ユン前大統領の弁護を担当したペ・ウィチョル弁護士らが、18日午後1時にソウル汝矣島(ヨイド)の漢陽(ハンヤン)ビルで「ユン・アゲイン新党」に関する記者会見を開くと予告した。この会見には大統領弁護団のうち5人が参加する予定だったという。

しかし、会見予告の約4時間後、ペ弁護士は突如として新党結成を保留すると発表。その理由として「早期の大統領選挙実施でユン・アゲイン新党提案がユン前大統領の意向や影響力行使などに対する誤解を生む恐れがある」と説明した。また、「国民の力からの圧迫が今日一日激しかった」とも述べ、「ユン前大統領に負担になりたくない」と話した。

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