最新記事
兵器

駆逐艦から高出力レーザー兵器「ヘリオス」発射...ドローン撃墜の「瞬間映像」を米海軍が公開

US warship fires laser weapon in stunning photo

2025年2月8日(土)12時19分
ライアン・チャン
米海軍のレーザー兵器ヘリオス

過去に公開された米軍のレーザー兵器(2014年) John Williams/U.S. Navy via Reuters

<無制限の発射能力に加え、ドローンの偵察機能に「目隠し」をして無効にさせる機能も。低コストのドローンへの対抗策として理想的な特徴を持つレーザー兵器>

西大西洋に配備されているアメリカの艦船が、標的のドローンに向けてレーザー兵器「ヘリオス」を発射する瞬間が公開された。米駆逐艦USSプレブルに搭載されたこの兵器の発射実験は2024年度に32回行われたが、今回のものはそのうちの1回の様子だという。

■【動画】高出力レーザー兵器でドローンを撃墜...駆逐艦から「ヘリオス」発射の瞬間映像を米海軍が公開

本誌はこの件について米国防総省と米海軍にメールで詳しいコメントを求めたが、これまでに返答はない。

米駆逐艦USSプレブルは24年10月に母港を移転した。米カリフォルニア州サンディエゴから日本の横須賀に移り、米海軍第15駆逐艦戦隊に合流して同盟国である日本の防衛を支援しつつアメリカの戦略的利益を守っている。

プレブルは米海軍の駆逐艦の中で唯一、高出力レーザー兵器「ヘリオス(HELIOS)」を搭載しており、レーザー光線を発射して高速攻撃艇やドローンを破壊することができる。

兵器システムの運用試験および実弾試験・評価活動について米国防長官に助言を行う米国防総省の運用試験評価局(DOT&E)局長が、1月31日の年次報告書の中で写真を公開した。

SDGs
2100年には「寿司」がなくなる?...斎藤佑樹×佐座槙苗と学ぶ「サステナビリティ」 スポーツ界にも危機が迫る!?
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

中国、ガリウムやゲルマニウムの対米輸出禁止措置を停

ワールド

米主要空港で数千便が遅延、欠航増加 政府閉鎖の影響

ビジネス

中国10月PPI下落縮小、CPI上昇に転換 デフレ

ワールド

南アG20サミット、「米政府関係者出席せず」 トラ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216cmの男性」、前の席の女性が取った「まさかの行動」に称賛の声
  • 3
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 4
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 7
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 8
    レイ・ダリオが語る「米国経済の危険な構造」:生産…
  • 9
    「非人間的な人形」...数十回の整形手術を公表し、「…
  • 10
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 7
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 8
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 9
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 10
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中