なぜ10年で倍増? シニア世代に広がる「性感染症」...高齢者のセックスをタブー視するな【アニメで解説】
Newsweek Japan-YouTube
<特に高リスクなのはどんな人か? シニア世代で拡大する「性感染症」について解説したアニメーション動画の内容を一部紹介する>
アメリカの高齢者の間で淋病(りんびょう)や梅毒、尖圭(せんけい)コンジローマが拡大。シニア世代の性感染症患者は10年前に比べて約2倍にまで増えている。
背景には離婚率の上昇やコンドームの不使用に加えて、高齢者の「性」に関する話題を気軽に話しにくい現状も──。
本記事では、本誌YouTubeチャンネルの動画「シニア世代で「性感染症」が拡大中、10年で倍増...特に高リスクなのはどんな人か?【アニメで解説】」の内容をダイジェスト的に紹介する。
ワルシャワ医科大学のユスティナ・コバルスカ教授は、この感染拡大の背景として「離婚率の上昇や避妊が不要になったことによるコンドームの不使用、性的機能障害治療薬の普及、シニア向け居住施設での集団生活やデートアプリの利用増」を指摘する。
加えて、50歳以上の熟年層は罹患による「気恥ずかしさ」から、医療機関への相談を避ける傾向にあるという。

高齢者の性的活動についての誤解も感染拡大の一因となっている。年を取ると性と無縁になると考えられがちだが、様々な研究で50歳以上の性的欲望の度合いや性行為の頻度の高さ、性的パートナーの多さが明らかになっている。

また、67~99歳のカップル42万790組を対象にしたアメリカの研究では、性感染症患者は配偶者と死別した「男性」に多く見られることが判明。研究結果は「男性高齢者の間でリスクの高い性的活動が常態化していることを示す」とコバルスカは指摘する。

「世界の60歳以上人口は2050年までに倍増する見込み。性的活動を強化する薬も普及している。医療関係者はシニア世代の性に向き合い、積極的に高齢者向け医療に性の健康を組み込むべきだ」
■より詳しい内容については動画をご覧ください。
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