World Voice

ミャンマーでエンタメとクリエイトする日々

新町智哉|ミャンマー

ミャンマーエンターテインメントムービー『エッヂポイント』

映画の中で満月は重要な意味を持つ:新町組撮影

おはようございます。
どんな時でも楽しい事を探す、ミャンマーエンターテインメントプロデューサー新町智哉がお送りします。
さて、今回は私が現在企画している映画『エッヂポイント』についてお話ししたいと思います。
確か去年の10月辺りから考えていたものです。

その前に一つお知らせをさせてください。
大好評クラウドファンディング
【ミャンマーの子供たちへ絵本「えんとつ町のプペル」を届けたい!!】

支援金は30万円を突破しました。
支援者数が59人。
本当にありがとうございます。
絵本えんとつ町のプペル、ミャンマー語版を5年前に企画した時からずっと話をしていて、今回ようやく印刷をお願いすることになった印刷所の社長も喜んでくれていると思います。
まだまだ沢山のミャンマーの子供たちへ絵本をプレゼントするには支援が足りすぎるという事はありません。
引き続き応援よろしくお願いします!
シェア拡散を手伝っていただけるだけでも大きな支援になります。

それでは本題です。
今のミャンマーで映画を作る事が出来るか?
昨年の10月頃に真剣に自分が考えた結果。
多分出来る、しかも頑張れば今年中に撮れる気がする。
というとんでもない結論に達しました。
勿論そんな事は全然ありませんでした。
一杯のモヒンガーの時は構想から映画祭への提出まで僅か3カ月でやってのけるという神がかり的な事をやってしまったので調子に乗っていたのだと思います。

そこから色々ありまして、今は大分冷静になってはいます。
ですが、キチンと世界で勝負できるミャンマー映画を真剣に作ろうと考えています。
今チャレンジしているミャンマー語版絵本えんとつ町のプペルのプロジェクトも私の人生の中において大きなチャレンジではありますが、やはり世界に映画で挑戦するとなるととんでもない事だなと改めて実感しております。

とにかくやり切る事は決めているのでこのWorld Voiceでも決意表明しておきたいなと思います。
という事で先ずはこの映画がどんなものなのかを説明する文章を紹介したいと思います。
イメージは映画館で流れるような眺めのCMです。
いずれなにがしかの映像に仕上げたいと思いますが、そんな風にイメージして読んでいただけたらと思います。
因みにこれは第3稿になります。


エッヂポイント

混乱渦巻くミャンマー最大都市ヤンゴン。
人々は目に見えない不安を日々抱きながら束の間の平穏の中で暮らしている。
ダウンタウンのとあるビル。
最上階ループトップバーである日に起こる、とるに足らない小さな事件と3人の男。
男は正に今、命を絶とうとし、ある男はやる気なさげに説得する。
第三の男はそれを茶化すように見守っている。

100年に渡るイギリス支配からの脱却を果たした後、さらに混沌とした数十年の時を経て、ようやくたどりついたかに見えた民主化への道は偽りに終わり、三度クーデターの悲劇が襲ったこの国。
国際社会から見捨てられ兼ねない状況の中、それでも人々は今日を生きている。
大きく様々な問題を抱えた状態で。
圧倒的多数であるビルマ族の男ジョーと世界から忘れ去られた亡国の民ロヒンギャの男チャン。
そして、ただただこの状況を茶化す背の高い皮肉屋の男ロイ。

しかし、狂言自殺騒動?という日常は次第に不穏な空気を帯びていく。
説得に来たのは、何故か所属不明の男2人。
チンケな男の自殺騒動は、大いなる陰謀だった疑いが出現する。
一体何故今日というこの日が訪れたのか?
真実が明らかになった時、死を選ぼうとした男は何を考えどう動くのか?

3人の男たちはそれぞれ真正面から死に向かい合い、この国の将来を憂う。
大切な人の為、再び立ち上がる事は出来るのか?
男たちが集まったのは偶然か必然か?
混乱と混沌うごめく国の片隅で苦しむ「がけっぷち」の男たちの脆さと怒りと優しさの物語。

登場人物
チャン 自殺しようと思って来たロヒンギャの男
ジョー 説得に来た「NGO自殺は止めての会」職員
ロイ  ジョーの上司

脚本・製作総指揮
新町 智哉

さて、いかがでしょうか?
少しでも興味を持っていただけたら嬉しいのですが、これだけでは中々伝わらないであろうとも思っています。

話せば長くなるので今回は割愛しますが、この物語のキッカケは今から20年以上前に遡ります。
私がミャンマーと関わる遥か昔です。
その物語が今、ミャンマーと結びついて映画になろうとしている事に1人勝手に興奮しております。
という事もあり実は私の中では物語はしっかりと完結しています。

今後、文章だけでなくイメージ役立つものは色々と作って発表していきたいと思いますが、先ずは第一声のような形でこのWorld Voiceの読者の皆さんにもお伝えできればと思い今回はこのような記事を書かせていただきました。

ミャンマーに関わってきたこれまでの全てを出しきって作り上げたいと思います。
まだ何にもありません。
資金も、物も、人も足りていません。
脚本もまだ書きあがってはいません。
企画も書きかけの状態です。
果たして、映画は本当に出来上がるのか。
長い戦いになると思います。
どうか気長に見守っていてください。
仲間は随時募集しております。
お声がけください。

それでは、また。

 

Profile

著者プロフィール
新町智哉

映像プロデューサー。2014年からミャンマー最大都市ヤンゴンに在住。MAKE SENSE ENTERTAINMENT Co.,Ltd. GM。日緬製作スタッフによる短編コメディ「一杯のモヒンガー」でミャンマーワッタン映画祭のノミネートを皮切りに世界各国の映画祭で受賞。起業家、歌手、俳優としてもミャンマーで活動する。

Twitter:@tomoyangon
Instagram:tomoyangon
note:https://note.com/tomoyaan

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