ニュース速報

ビジネス

ジェットブルーがスピリット買収合戦に勝利、米5位の航空会社に

2022年07月29日(金)07時40分

 米格安航空会社(LCC)のジェットブルー航空は6月28日、同業スピリット航空を巡って長らく続いた買収合戦に勝利した。6月21日撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic/Illustrations)

[28日 ロイター] - 米格安航空会社(LCC)のジェットブルー航空は28日、同業スピリット航空を巡って長らく続いた買収合戦に勝利した。

スピリットが前日、同業フロンティア・グループ・ホールディングスとの経営統合契約を解除。その後ジェットブルーによる38億ドルの買収提案を受け入れたためだ。

ジェットブルーとスピリットの統合により、全米第5位の新たな航空会社が誕生する。ジェットブルーは年間で6億─7億ドルのシナジー(相乗)効果を期待しており、125カ所強に向けて毎日1700を超える便数を運航する計画を加速させる。

買収手続き完了時期は2024年前半と見込まれる。ただ規制当局の承認が必要で、これまでスピリットはこの点を懸念してジェットブルーの提案を拒絶していた。

ジェットブルーのヘイズ最高経営責任者(CEO)は、規制面のハードルを乗り越えて買収を実現できると自信を表明。ロイターのインタビューで、ジェットブルーがより全米規模の航空会社になれば大きな運賃引き下げ効果があるし、競争上の問題に対応するため過去に例がない規模の資産切り離し策も提示したと説明した。

米司法省は、アメリカン・エアラインズ・グループとジェットブルーのボストンおよびニューヨークの空港における提携について、運賃上昇につながると主張して差し止め訴訟を起こしている。ジェットブルーはこの提携解消を拒んでいるが、スピリットが米北東部に持つ発着枠は手放す意向だ。

スピリットのクリスティーCEOは、ジェットブルーの買収提案が株主にとって「最善の利益」になると述べ、統合手続き完了に経営陣が注力すると付け加えた。 

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米FDA、医薬品審査の迅速化で担当職員に賞与支給へ

ワールド

米カンザス州、トランスジェンダー住民の運転免許や出

ビジネス

中国、元高抑制へドル買い促す 外貨リスク準備金を実

ワールド

アジア時間の原油先物は小幅安、米・イラン協議継続で
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 3
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルーの大スキャンダルを招いた「女王の寵愛」とは
  • 4
    戦術は進化しても戦局が動かない地獄──ロシア・ウク…
  • 5
    住宅の4~5割が空き家になる地域も......今後30年で…
  • 6
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 7
    「まるで別人...」ジョニー・デップの激変ぶりにネッ…
  • 8
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 9
    【和平後こそリスク】ウクライナで米露が狙う停戦「…
  • 10
    「3列目なのにガガ様が見えない...」観客の視界を遮…
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 3
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 4
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの…
  • 5
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 6
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 7
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 8
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 9
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 10
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 5
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中