寒い。もうすぐクリスマスだというのに、風が冷たく、寒いのだ。12月も半ばとなれば、南半球は(本来)夏。なのに、冬かと思うような寒さで、上着が必要なほどなのだ。一昨日、うっかり半袖で寝ていたら、寒くて目が覚めてしまった。

シドニーは、通常ならこの時期には、日中最高気温が25~27℃くらいで、快適な夏となっているはず。ところが、今年はそうではない。太陽がでていても空気がひんやりとしていて、日中最高気温が21~23℃程度までしか上がらない日が続いている。また、風が冷たいため、体感温度はもっと低い。実際の気温は22℃を示していても、体感では18℃程度と、冬場の日中と変わらない感じだ。

シドニーやメルボルンなどのオーストラリア南東部に住む人たちから、「寒い、寒い」という声が聞こえた14日、メルボルンのあるビクトリア州の山岳地帯では、なんと雪が降っていた...そりゃあ、寒いわけだ。

夏場に雪が降ることは稀とはいえ、ないわけではないものの、オーストラリア国内有数のスキー場としても知られるビクトリア州の山岳地帯に位置するマウント・ホッサムでは、14日の水曜日朝には-5.4℃を記録。1978年に記録した州内における夏の最低気温-5.2Cの記録を更新したという。



メルボルンでは日中最高気温が冬並みという異常な寒さ

「あまりに寒くてヒーターをつけた」という人もいたほど寒かったというメルボルンでは、夜間の気温が9℃まで下がり、日中最高気温が15℃を超えなかったそうだ。これは、冬場とほとんど変わらない気温だ。

このような夏の異常な天候のため、オーストラリア南東部の平均気温は 14 ℃を下回っているという。



一方、西オーストラリア州では森林火災が発生

片や、オーストラリア大陸の西側に位置するパース近郊では、連日30℃を超える日が続いており、雨も降らない乾燥した状態となっているため、森林火災が発生。パースの北約 200km のエリアでは、町に森林火災が迫る緊急事態となっており、安全が確保できない住民に避難勧告がだされている。(参照

大陸の東側と西側でこのように極端な天候となっている2022/2023年の夏。東側の山岳地帯では、クリスマスに雪が降り、本当に「ホワイト・クリスマス」になるのではないか?という笑えない笑い話がでているほど。

以前、クリスマスが夏となるオーストラリアでは、雪がちらつくような寒い時期にクリスマスを体験したいという願いから、真冬に2回目のクリスマスをやる習慣があるという話を書いたが、まさに、今年は現実にホワイト・クリスマスになりそうな勢いだ。

冬にもう一回クリスマスを!7月に真冬のオーストラリアでクリスマス

このコラムの中で紹介している、冬のクリスマス・イベントのリーダー的存在である「ブルーマウンテンズ・ユールフェスト」のメインとなる町カトゥーンバへ、ちょうど先日行ってきたのだが、朝の気温は、なんと8.6℃... 体感温度は驚くことに 2℃だった。(何度もいうけど、いくらなんでも「夏」のはず!)

こんな異常気象は、地球全体で気候変動が起きている証なのだろうか...?それにしても、夏はどこへ行った??〈了〉