オーストラリアのワクチン接種完了者の数は徐々に増加しておりますが、 まだ日本と比べると随分遅れています。オーストラリアは9月28日までで、16歳以上の77.3%の人が一回の新型コロナウイルスを終えました。53.4%の人が2回の接種を終えました。現在ニューサウスウェールズ州は1回目の予防接種を終えた人が85%を超え、62.9%の人が2回目の接種を終えています。私の住むクイーンズランド州は1回目の接種を終えた人は 65.2%で2回目を受けたのは46.2%とさらに遅れています。

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(画像: https://www.health.gov.au/resources/publications/covid-19-vaccine-rollout-update-29-september-2021)

ニューサウスウェールズ州は2回の接種をした人が80%を超えたら規制を 大きく緩和すると発表しています。ビクトリア州も同じように80%を超えたら規制を緩和する考えのようです。しかしクイーンズランド州の知事は90%の人が2回の接種を終えるまで規制緩和しない可能性があるといっています。州によってまだ足並みを揃えられていません。

今後、規制が緩和されたらどうなるかはまだ不透明な部分が多いです。オーストラリアでは新型コロナウイルスの市中感染がでると早期にロック ダウンをして抑え込む方法をとってきました。規制が緩和されても新型コロナウイルス感染が完全になくなるわけではないので、風邪のような扱いになるのか、ロックダウンのシステムを続けるのかは現状不明です。

オーストラリアでは現在のところ政府はワクチン接種は任意としています。しかし、徐々にいろいろな職業でワクチン接種が雇用の条件となってきています。クイーンズランド州やニューサウスウェールズ州などでは、 医療関係者や老人ホームなどで働く人は新型コロナワクチン接種をして いないと働けないことになりました。警察や学校の先生も予防接種が雇用の必要条件になりました。クイーンズランド州では医療関係者は少なくとも9月末までに一回の新型コロナワクチンの接種を終えている必要があり、10月末を期限に2回目を接種していないと仕事ができないことになりました。この新しい予防接種の条件によりやめる人も少数ですがいるようです。

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(画像: Christie Cooper-iStock)

メルボルンでは建設業界で新型コロナウイルス感染が広がり、感染対策をきちんと守っていないのではないかと問題になりました。この問題を受け、ビクトリア政府は建設業界にも予防接種を義務化しましたが、メ ルボルンではこの義務化に納得のいかない人たちによる大きなデモが起 きました。

ワクチンの義務化はやはりオーストラリアでも意見が分かれるところですが、オーストラリアでも12歳までのファイザー社製のワクチン接種が始まり、モデルナ社製の予防接種も始まり、予約なしで接種が可能なクリ ニックも始まりました。そして今まで60歳以上はアストラゼネカ社製の ワクチンのみとなっていましたが、60歳以上でもファイザー社製のワク チン接種が可能になりました。

オーストラリアの予防接種が80%を超えたら人々の生活がどのようにかわるのか注目です。





参考
https://www.health.gov.au/resources/publications/covid-19-vaccine-rollout-update-29-september-2021
https://www.9news.com.au/national/coronavirus-victoria-construction-workers-protest-outside-melbourne-cfmeu-office-over-covid19-restrictions/c9cd743b-5334-4ebe-ab85-c1658adc4406