[北京/台北 1日 ロイター] - 中国海警局は1日、台湾東部沖の海域で「法執行」の巡視を実施したと発表した。日本とフィリピンが海洋境界の画定に向けた交渉の開始で合意したことへの対抗措置としている。

日本とフィリピンは先週、両国間の排他的経済水域(EEZ)と大陸棚の海洋境界を「国際法に従って」画定するための正式協議を開始すると表明した。

両国は詳細を明らかにしなかったが、中国外務省は5月29日、対象海域には中国が自国領と見なす台湾東部の海域が含まれると指摘し、こうした協議は「完全に違法で無効だ」と述べた。

中国海警局は声明で、艦艇部隊が法律に基づき台湾東部の海域で巡視を実施したとしたが、具体的な場所には言及しなかった。

「日本とフィリピンに対し、中国の主権的権利と利益を侵害する全ての違法行為を直ちに停止するよう求める」とした。

台湾海巡署は直ちにコメントしなかった。北京のフィリピン大使館と日本大使館もコメント要請に直ちには応じなかった。

中国は、フィリピン、ブルネイ、マレーシア、ベトナム、インドネシアの排他的経済水域(EEZ)に食い込む海域に独自に引いた「九段線」を根拠に南シナ海のほぼ全域で管轄権を主張している。

中国は5月31日も、南シナ海のスカボロー礁付近で哨戒活動を実施したと発表した。

台湾外交部(外務省)は5月31日夜、中国を非難。「中国には台湾の領土主権と関連海域における主権的権利に干渉する権利はない」とした。

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