| イタリアの首相ジュゼッペ・コンテ(56歳)

正式名称:イタリア共和国閣僚評議会議長 (Presidente del Consiglio dei Ministri)
首相の任期は平均して1年2か月。日本の内閣総理大臣は平均1年4か月で交代しているのでそれよりも短い。
現在は、2019年9月5日より第二期目となる第66代のイタリア首相は、ジュゼッペ・コンテ(56歳)。
元フィレンツェ大学の法学教授。

首相は1月31日に国家非常事態宣言を出した後、新型コロナウイルス感染拡大防止のためのイタリア政府の措置で、これまでに九回の首相令を発出し、テレビの生放送にも連日出演するなど、ロックダウン中は首相の顔を見ない日はなかった。
EU首脳会議では、ユーロ圏共同債「コロナ債」を発行すべきと強く要請、「イタリアの借金を肩代わりするのは、まっぴら御免。うちは自国でなんとかできるのに」と、ドイツとオランダが共同債の発行に反対した。
そこにフランスが「まーまーまー。そう言わずに、打撃が深刻なイタリアが求める共通債以外に選択肢なんてないでしょ」と、いい感じで仲に入った。途中、ビデオ会議ではイタリアがキレて途中退席をするなどの大揉め具合だったが、結局、コロナ救援金で最大額がイタリアに付与されることになったので、首相のお手柄だとEU首脳会議後は支持率も上がった。

そんな首相、

今年の夏の休暇は、恋人と海に

水色の水着で彼女とパパラッチされていたジュゼッペ・コンテ首相。一緒にビーチで写真を撮られたのは、婚約者パートナーのオリビア・パラディーノ。二人はラツィオ州にあるサン・フェリーチェ・チルチェーオのホテルプンタロッサに滞在した。イタリア首相は私生活では、このシングルマザーのオリビアがパートナーであり、二人はまだ同棲生活や結婚はしていないので事実婚とまではいかない。仲の良い婚約中のカップルといったところだ。

現在の「ファーストレディー」については、コンテが首相に就任して以来、何の声明も公式には発表されていなかった。
首相と一緒に彼女が初めて公の場に現れたのは、就任556日後のことだった。
彼女は2019年12月にナポリのサンカルロ劇場に首相が同行させた時が初お披露目。

2番目の登場は、今年6月20日に開催されたシネマアメリカでコンテ首相とパートナーのオリビアは「サプライズゲスト」として紹介された。他の一般観客達と一緒に床に座り、夜の映画上映会に参加した。

| ファーストレディー

オリビア・パラディーノとは、一体どういう人なのか

ローマ のスペイン階段から350mの場所に位置しているコルソ通りのグランドホテルプラザに勤務している。首相の勤務先であるイタリアの閣僚評議会議長官邸として使われているキージ宮殿からは徒歩6分、500mとスープの冷めない距離にガールフレンドがいる。

彼女の両親は、父親がホテル業界では有名な起業家で、グランド ホテル プラザの経営者であるチェザーレ・パラディーノ。母親がスウェーデンの女優エヴァオーリンである。彼女には元パートナーとの間に生んだ12歳になる娘のエヴァちゃんがいる。一児の母でシングルマザーである。ジュゼッペコンテにも元パートナーであるバレンティーナ・フィーコとの間に生まれた12歳の息子であるニッコロ君がいる。ちょうど二人の子供たちは12歳で同じ歳である。

| 義父チェザーレ・パラディーノ

実は、この高級5つ星グランドホテルプラザの経営者である父親のチェザーレ・パラディーノが横領で告発された。

義理の息子はイタリアの首相、

ジュゼッペ・コンテ、動きます。

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| イタリア経済の再起動を推進するための法律、法令第34号Decreto Rilancio

ローマの検察官によると、チェザーレ・パラディーノはホテルの滞在客から支払われたローマの観光税を2014年から2018年までの5年間分の申告漏れがあったとし、脱税と横領罪で起訴された。合計204万7千ユーロ(約2億5,700万円)を滞納したことで起訴された。

チェザーレ・パラディーノと一緒に、首都のホテルやB&Bのオーナーや宿泊施設経営者を含む40人が、そして同じく、ベネト州の別の高級ホテルであるマジェスティックホテルも同理由により起訴されている。

ローマ市では2011年1月1日より、観光客等が市内のホテルに宿泊する場合の滞在税(宿泊税)の徴収制度を導入した。
5つ星ホテルとなると、ローマの観光税は1泊7ユーロである。例えば3泊グランドホテルプラザに宿泊をしたとすると、それだけで滞在税(宿泊税)として1人頭21ユーロ (約2,650円)x人数分をチェックアウト時に支払わなければいけない。
このローマの滞在税(宿泊税)は、最終的には国会の財源となるのである。

チェザーレ・パラディーノは、
約2百万ユーロの顧客がホテルに支払ったローマ滞在税(宿泊税)を国に支払わなかったことに対する横領の罪で1年2か月の禁固刑を言い渡された。
パラディーノの弁護士は、経営者はもはや犯罪ではないと判決を取り消すための申請を提出し無罪を主張した。
対抗する防御策として、このコンテ首相が発出した首相令を持ち出した。

イタリア経済の再起動を推進するための法律、法令第34号【Decreto Rilancio】が2020年5月19日に公布されたのだ。
事実上コンテ首相の義父パラディーノ氏に有利な影響が生じ、すべての罰則の効力を持つ司法取引の判決は取り消され、何より犯罪歴も削除されるだろう。
首相は公私混同で都合の良いように法令を作りかえ、義父を助けたのではという論争もある。

2020年7月24日、予備調査の裁判官室、リミニ裁判所の判決
横領(刑法第314条)と宿泊施設の管理者による観光税の不払いとの関係について、リミニ裁判所は
「法令第34号Decreto Rilancio再起動令の改定により法の発効から、主に宿泊客による市税/観光税を支払わない宿泊施設の管理者は、公共サービスを担当しなくなったため、観光税の不払いは横領に当たらない。横領罪を構成できなくなった」とし、非犯罪化されたため、別のホテル経営者は無罪となっている。