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ドローンの進化とテロリズム──イスラム国は市販の無人航空機を改造し3つの目的で使用

leolintang -shutterstock-
<オープンソース技術の普及により、ドローンの制御ソフトや設計図がインターネット上で公開され、技術的知識を持つ個人でも改造が可能に。一方で、国際的な規制は追いついていない>
ドローン技術の進化は、軍事、商業、個人利用の分野で革新的な変化をもたらしている。かつては国家の軍事機関が独占していた無人航空機(UAV: Unmanned Aerial Vehicle)の技術が、低コスト化とアクセシビリティの向上によって非国家主体、特にテロ組織にも拡散しつつある。
この技術的進歩は、テロリズムの手法を根本的に変革し、新たな安全保障上の脅威を生み出している。
【ドローン技術の進化 低コスト化と高性能化の融合】
ドローンの起源は20世紀初頭に遡るが、本格的な軍事利用は第二次世界大戦以降に進展した。21世紀に入り、GPS技術、センサー技術、小型化された電子機器の進歩により、ドローンは高性能かつ安価なツールへと変貌した。
例えば、商用ドローン市場では、DJI社のような企業が提供する機種が数万円から購入可能であり、自動飛行機能や高解像度カメラを搭載している。これらの技術は、元来は災害監視や物流目的で開発されたが、その汎用性ゆえに軍事転用が容易となった。
特に注目すべきは、「スウォーム(群れ)技術」の進化である。複数のドローンが連携して自律的に動作するこの技術は、単一の大型兵器に依存せず、低コストで分散型の攻撃を可能にする。
また、人工知能(AI)の統合により、ドローンは標的の識別や経路最適化をリアルタイムで行えるようになり、操縦者の技術的負担を軽減している。このような進化は、国家間の紛争だけでなく、非対称戦におけるテロ組織の戦術にも変革をもたらしている。
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