最新記事
東アジア

「アメリカ湾」の次は...中国が激怒、Googleの「西フィリピン海」表記は何が問題なのか?

Beijing Responds to Google Label in South China Sea

2025年4月21日(月)14時05分
マイカ・マッカートニー
「西フィリピン海」と表示されたグーグルマップ

「西フィリピン海」と表示されたグーグルマップ IMAGERY ©2025 NASA, MAP DATA ©2025

<「南シナ海」と「西フィリピン海」──グーグルマップに表示される地名を巡って今度はアジアでも論争が勃発した>

米グーグル社が提供する地図サービス「グーグルマップ(Google Maps)」がメキシコ湾を「アメリカ湾」に変更したのに続き、今度はアジア地域でも表記論争が勃発した。グーグルマップが南シナ海の東海域を「西フィリピン海」と表記したことに、中国が反発している。

【地図で見る】「西フィリピン海」はどこにある?フィリピンの「排他的経済水域」(EEZ)はどこまで?

フィリピンはアメリカと防衛条約を結ぶ同盟国であり、南シナ海のうち自国の「排他的経済水域」(EEZ)内に位置する区域を「西フィリピン海(West Philippine Sea)」と呼称している。


しかし中国は2016年の国際仲裁裁判所の判決でその主張が却下されたにもかかわらず自国領土だと主張し、フィリピンと南シナ海で衝突している。

グーグルの広報担当者はAFP通信に対し、「西フィリピン海は常にグーグルマップに記載されており、最近、拡大表記してこの表記を分かりやすく表示した」と発言。

中国外務省は「南シナ海」が標準的な表記であると反発し、フィリピン政府は、「西フィリピン海という表記を国民は歓迎している」と述べている。

日本企業
スパイス企業の新戦略...エスビー食品が挑む「食のアップサイクル」とは?
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、イランに「48時間以内」と圧力 イスラ

ワールド

アングル:インド、酷暑で電力・水インフラに負荷 需

ワールド

トランプ氏が閣僚刷新検討 イラン戦争が打撃 選挙控

ワールド

商船三井のLPG船がホルムズ海峡を通過 日本関係2
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
2026年4月 7日号(3/31発売)

国際基準の情報開示や多様な認証制度──本当の「持続可能性」が問われる時代へ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始めた限界
  • 2
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐせ・ワースト1
  • 3
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引、インサイダー疑惑が市場に波紋
  • 4
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 5
    「高市しぐさ」の問題は「媚び」だけか?...異形の「…
  • 6
    イラン戦争は「ハルマゲドンの前兆」か? トランプ…
  • 7
    【写真特集】天山山脈を生きるオオカミハンター
  • 8
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ…
  • 9
    中国は「アカデミズムの支配」を狙っている? 学術誌…
  • 10
    血圧やコレステロール値より重要?死亡リスクを予測…
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始めた限界
  • 3
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引、インサイダー疑惑が市場に波紋
  • 4
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が…
  • 5
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 6
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 7
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 8
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 9
    年金は何歳からもらうのが得? 男女で違う「最適な受…
  • 10
    中国がイラン戦争最大の被害者? 習近平の誤った経…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中