最新記事
トランプ政権

米国防長官ら政権高官勢揃い、イエメン攻撃作戦をグループチャットで垂れ流しの大うつけ

Trump administration sued over Signal war plans texts: what we know

2025年3月26日(水)16時52分
ゲイブ・ウィズナント
ヘグセスとシグナルのロゴ

米軍を預かる立場で軍事作戦計画にメッセージアプリを使ったヘグセス国防長官 Photo by Jaap Arriens/NurPhoto

<いったいアメリカの安全保障はどこまでリスクに晒されたのか――監視団体が自動消去されたメッセージの回復などを求めて訴えを起こした。高官の辞任を求める声も>

ドナルド・トランプ米政権の高官らが機密扱いの軍事作戦をセキュリティ上政府非公認の暗号化メッセージアプリ「シグナル」上で協議していたとの報道を受け、無党派の監視団体「アメリカン・オーバーサイト」が同政権を訴えた。しかもシグナルは、メッセージの自動削除機能を備えている。

トランプ政権の高官らは、民間のアプリ上でイエメンの親イラン武装組織フーシ派を空爆する作戦を協議し、しかもそのグループチャットに機密情報へのアクセス権を持たないジャーナリストを誤って追加していた。

もし作戦の情報が漏れれば、米軍を危険に晒していたかもしれない失態で、超党派の批判と高官らの辞任を求める声が上がっている。

この情報漏えいは、作戦の安全性を損なうだけでなく、アメリカの国家安全保障そのものに幅広いリスクをもたらした可能性があると専門家は指摘する。

米公共ラジオのナショナル・パブリック・ラジオ(NPR)によれば、米国防総省が「シグナル」の使用について警告を発したのは、トランプ政権の高官らが軍事計画を協議していたグループチャットに米アトランティック誌のジェフリー・ゴールドバーグ編集長が追加されていたことが判明した数日後の3月18日になってからだ。

日本企業
変わる「JBIC」...2つの「欧州ファンド」で、日本のスタートアップ支援に乗り出した理由
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

焦点:新興国投資ラッシュに取り残されるインドネシア

ビジネス

午後3時のドルは155円前半で上昇一服、衆院選不透

ワールド

ロシア、新たな現実に備え 新START失効期限控え

ビジネス

焦点:再び円安警戒モード、高市氏「ほくほく」発言は
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗り物から「勝手に退出」する客の映像にSNS批判殺到
  • 2
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れるアメリカ」に向き合う「日本の戦略」とは?
  • 3
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 4
    トランプ不信から中国に接近した欧州外交の誤算
  • 5
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 6
    中国政府に転んだ「反逆のアーティスト」艾未未の正体
  • 7
    関節が弱ると人生も鈍る...健康長寿は「自重筋トレ」…
  • 8
    エプスタイン文書追加公開...ラトニック商務長官、ケ…
  • 9
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 10
    共和党の牙城が崩れた? テキサス州で民主党が数十…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 3
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 4
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 5
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 6
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 7
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 8
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中