最新記事
ウクライナ戦争

ザポリージャ州の「ロシア軍司令部」にHIMARS攻撃...ミサイル直撃で建物が吹き飛ぶ瞬間映像

Ukraine Video Shows Russian Military Headquarters Destroyed in Zaporizhzhia

2025年1月3日(金)14時14分
ブレンダン・コール
ザポリージャのロシア軍司令部にHIMARS攻撃

Mike Mareen/Shutterstock

<ロシア軍が攻勢をかけるウクライナ南部ザポリージャだが、司令部の破壊は占領地における大きな打撃になるとウクライナ側は主張している>

ウクライナ軍が南部ザポリージャ州にあるロシア軍司令部を破壊したと発表し、攻撃の瞬間を捉えたものとされる動画がSNSに投稿されて注目を集めている。ロシアは同州で大規模な攻撃を計画しているとされ、ウクライナ側が警告を強めているが、そうした状況下でロシア側の重要な軍事資産が破壊されたという情報は、ウクライナ軍の士気を高めることになる。

■【動画】「ロシア軍司令部」をウクライナがHIMARS攻撃、ミサイル直撃「爆発の瞬間」をウクライナが公開

東部ドネツク州の前線の一部では、ロシア軍が優勢となっている。ザポリージャ州は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が一方的に併合を宣言した4州の1つだが、ロシアが完全に支配しているわけではない。

ウクライナ国防省情報総局(HUR)は、自国軍との共同作戦で攻撃を行ったと明らかにした。ウクライナの国営通信ウクリンフォルムは12月30日、タブリアの部隊との共同作戦で「一時的に占領されたザポリージャ州にあるロシア軍司令部を破壊した」と、HURが発表したと報じた。攻撃の日付や正確な場所は明らかにされていない。

HURは同日、「HURの活動作戦部による航空偵察で、司令部の位置が特定された」とフェイスブックに投稿した。「タブリアの部隊と協力し、標的に正確なミサイル攻撃を行った」とHURは述べ、「作戦の結果、司令部は破壊され、ロシア軍兵士6人が死亡、3人が重傷を負った」と明らかにした。

企業経営
ビジネスの成功だけでなく、他者への支援を...パートナーコ創設者が見出した「真の成功」の法則
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

MAGA派グリーン議員、トランプ氏発言で危険にさら

ビジネス

テスラ、米生産で中国製部品の排除をサプライヤーに要

ビジネス

米政権文書、アリババが中国軍に技術協力と指摘=FT

ビジネス

エヌビディア決算にハイテク株の手掛かり求める展開に
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 3
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生まれた「全く異なる」2つの投資機会とは?
  • 4
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 5
    ヒトの脳に似た構造を持つ「全身が脳」の海洋生物...…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「不衛生すぎる」...「ありえない服装」でスタバ休憩…
  • 8
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 9
    レアアースを武器にした中国...実は米国への依存度が…
  • 10
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 3
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前に、男性が取った「まさかの行動」にSNS爆笑
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 6
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 7
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 8
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 9
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 10
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中