最新記事
中東

イスラエル第3の都市ハイファにロケット弾。一方、イスラエル軍は戦闘機出動、ベイルートを空爆

2024年10月7日(月)11時05分
イスラエル第3の都市ハイファ

10月7日、イスラエル警察は、レバノンの親イラン武装組織ヒズボラのロケット弾がイスラエル第3の都市ハイファを直撃したと発表した。ハイファで6日撮影(2024年 ロイター/Shir Torem)

イスラエル警察は7日未明、レバノンの親イラン武装組織ヒズボラのロケット弾がイスラエル第3の都市ハイファを直撃したと発表した。イスラエルのメディアは同国北部で10人が負傷したと報じている。

ヒズボラはハイファの南にある軍事基地に対しミサイル「ファディ1」を複数発射したと発表した。メディアの報道によると、2発のロケット弾がハイファを直撃したほか、5発が65キロ離れたティベリアに着弾した。

警察によると、複数の建物が破損。軽傷者も複数報告されており、近くの病院に搬送された人もいるという。

監視カメラで撮影されたビデオにはヒズボラのロケット弾がハイファを直撃した瞬間が映っていた。

ロイターは建物のデザインや外形、ビジネスの看板などと衛星写真から場所を独自に確認できた。裏付けとなる報告や映像のタイムラインから日にちも確認した。

一方、イスラエル軍は戦闘機がレバノンの首都ベイルートにあるヒズボラ情報本部の情報収集施設や指揮センターなどのインフラ施設を攻撃したと発表した。

また、ベイルート周辺にあるヒズボラの武器貯蔵施設も過去数時間の空爆で攻撃したとし、空爆後に武器の存在を示す二次爆発が確認されたと指摘。

ヒズボラが意図的にベイルート中心部の住宅地下に指揮センターや兵器を設置し、民間人を危険にさらしていると非難した。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 世界も「老害」戦争
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年11月25日号(11月18日発売)は「世界も『老害』戦争」特集。アメリカやヨーロッパでも若者が高齢者の「犠牲」に

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

FRB、銀行監督の「大幅な変更」発表 金融リスクに

ワールド

ロシア、輸入電子機器に課税を計画 防衛力強化へ国内

ワールド

米陸軍トップ2人がキーウ訪問、和平交渉復活目指し=

ワールド

アイルランド財務相が辞任、世界銀行上級職へ転身
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影風景がSNSで話題に、「再現度が高すぎる」とファン興奮
  • 4
    マイケル・J・フォックスが新著で初めて語る、40年目…
  • 5
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 6
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 7
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 8
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 9
    「嘘つき」「極右」 嫌われる参政党が、それでも熱狂…
  • 10
    「これは侮辱だ」ディズニー、生成AI使用の「衝撃宣…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 6
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 7
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 8
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 9
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 10
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中