最新記事
動物

ニシキヘビ、子ポッサムの前で母を絞め殺し捕食 豪

2023年3月20日(月)19時20分
若道いつき
コースタルカーペットニシキヘビ

(写真はイメージです) Frances Lawlor-shutterstock

<捕獲業者が到着した時には、母ポッサムはすでにヘビの腹の中に>

13日夜、オーストラリア東部ハービーベイ在住の女性はベランダから聞こえてきたただならぬ物音により夕食を中断せざるを得なくなった。猫サイズのポッサムが約2メートルのコースタルカーペットニシキヘビに巻き付かれ、絞め殺されているところだった。

通報を受けた地元のヘビ駆除業者「ハービーベイ・スネーク・キャッチャーズ」のドリュー・ゴドフリーが現場に到着したときにはすでに「食事」が済んでおり、胴体の一部がもっこり膨らんでいるのが映像から分かる。

【動画】ポッサムを締め殺し、捕食するニシキヘビ(閲覧注意)

このヘビは豪東海岸に多く生息しており、毒はないが強力な締め付けによって獲物を殺して捕食する。「嫌がらせをしない限り人を襲うことはない」とゴドフリーは言う。

また、ゴドフリーはヘビを捕獲するとともに生後4カ月ほどの幼いポッサムが近くの垂木で震えているのを発見した。この赤ちゃんはヘビに呑まれたポッサムの子供と思われ、現場で撮影した動画で彼は「まだ数カ月はミルクがいるだろうし、このポッサムには母親が必要だ」と語っている。

ハービーベイ・スネーク・キャッチャーズのフェイスブック投稿によると、保護されたポッサムの子供は、怪我をしたり孤児になった野生動物のリハビリを行う「イーストコースト・エキゾチック・ヘブン」に運ばれケアを受けているという。

ニューズウィーク日本版 脳寿命を延ばす20の習慣
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年10月28日号(10月21日発売)は「脳寿命を延ばす20の習慣」特集。高齢者医療専門家・和田秀樹医師が説く、脳の健康を保ち認知症を予防する日々の行動と心がけ

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら



あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

英データセンター投資、29年に年間100億ポンドに

ワールド

北朝鮮、極超音速兵器の実験成功と発表 「最先端兵器

ワールド

アップル、欧州委が是正策阻止と主張 DMA違反の申

ワールド

造船再生で1兆円投資基金の実現急ぐ、民間は3500
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺している動物は?
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシ…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    汚物をまき散らすトランプに『トップガン』のミュー…
  • 7
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 8
    国立大卒業生の外資への就職、その背景にある日本の…
  • 9
    ハーバードで白熱する楽天の社内公用語英語化をめぐ…
  • 10
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 5
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 6
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 7
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口…
  • 8
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ…
  • 9
    「認知のゆがみ」とは何なのか...あなたはどのタイプ…
  • 10
    TWICEがデビュー10周年 新作で再認識する揺るぎない…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中