最新記事

チェコ

史上初に!? 台湾に急接近するチェコが「中国を恐れない」理由

2023年2月6日(月)19時05分
ジョン・フェン
ペトル・パべル、蔡英文

パベル(左)が蔡(右)に接近する狙いは? FROM LEFT: DAVID W CERNY-REUTERS, FABIAN HAMACHER-REUTERS

<バベル新大統領が、中国と外交関係があるのに蔡英文に電話をした>

チェコが台湾に急接近している。1月末、チェコ大統領選の決選投票で勝利したペトル・パべルは、その直後に台湾の蔡英文(ツァイ・インウェン)総統と異例の電話会談を行った。

多くの国と同様、チェコは中国とは公式な外交関係にある一方、台湾との関係は非公式な経済的・文化的な結び付きに限ってきた。今回の電話は、こうした長年の関係からの転換ともいえる。

電話会談後のツイートで、パベルは台湾との「パートナーシップを強化することで合意した」とし、蔡との直接会談を期待するとも述べた。

専門家によれば、欧州の首脳が台湾トップと直接会談すれば、史上初のことになるという。

元NATO高官のパベルはこれまでNATOとEUとの同盟を重視し、ウクライナ支援を約束しつつロシアと中国には強硬な態度を取ってきた。

中国とすれば経済制裁などで反撃に出たいところだが、中国とチェコの貿易関係は最小限で、チェコの対中輸出は全体の約1%しかない。

チェコに怖いものなし?

ニューズウィーク日本版 教養としてのミュージカル入門
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年3月17号(3月10日発売)は「教養としてのミュージカル入門」特集。社会と時代を鮮烈に描き出すポリティカルな作品の魅力[PLUS]山崎育三郎ロングインタビュー

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら



今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

富士通、防衛装備庁からAIエージェントの研究受注 

ビジネス

2月工作機械受注は前年比24.2%増、8カ月連続プ

ビジネス

仏ルノー、海外展開強化で販売台数20%以上増 5カ

ワールド

豪、イラン女子サッカー代表5選手に人道ビザ 国歌斉
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「一日中見てられる...」元プロゴルファー女性の「目のやり場に困る」密着ウェア姿がネットを席巻
  • 4
    40年以上ぶり...イスラエル戦闘機「F-35I」が、イラ…
  • 5
    ダイヤモンドのような「ふくらはぎ」を鍛える最短ル…
  • 6
    人間ダンサーを連れて「圧巻のパフォーマンス」...こ…
  • 7
    ホルムズ海峡封鎖、石油危機より怖い「肥料ショック」
  • 8
    「巨大な水柱に飲み込まれる...」米海軍がインド洋で…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    身長や外見も審査され、軍隊並みの訓練を受ける...中…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 4
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 5
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 6
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 7
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 8
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 9
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 10
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 9
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 10
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中